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1. Pteranodon ingens ; GradeV

 

能書

Pteranodon ingensは、翼竜の中でもその大きさと特異な頭部の形状などで知られ、

本や映画などでも翼竜といえば必ずでてくる 最もポピュラーな翼竜です。

今から約一億年前 中生代白亜紀後期に現れた、翼竜類プテロダクテイルス亜目プテ

ラノドン科に属する翼竜で、翼開張7m 体重20〜15kgと推定されています。またその

飛行方法は羽ばたきによる飛翔は短時間しか行えず、主にその長い翼による滑翔に

よっていたと考えられています。

このMPMは、Pteranodon ingensを1/24スケールで再現しています。残念ながら羽

ばたき飛行は 強度と重さの関係でできませんでしたが、紙飛行機のように手投げで

羽ばたきながら滑空させることは可能です。MPMとしての機能は、動力としてゴムのね

じりによるトーションを利用しクランクを回転させ、両翼のクランクをリンクを介して往復

の円弧運動させて、羽ばたく構成となっています。外観はペーター・ヴェルンホファー著

渡辺政隆訳「翼竜(Pterosaurs)」という本を主に参考にしましたが、胴体はとりあえず

white bodyにしてあります。また滑空させるため翼は多少デフォルメしてあり、翼の前

端から1/3の位置に重心を合わせてあります。

製作材料は、動力にゴム、回転軸 クランク軸に竹ヒゴ(φ2)を使用し、その他は、全て

ケント紙を使用しています。また プテラノドンという外観にゴムの動力を内蔵し、クラン

クとリンクという伝動機構により羽ばたくという機能を持つことからGradeは GradeV

としました。

 

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プテラノドンの全景で
  プテラドンの裏面です
翼の前端部は羽ばた
くときの強度を持たせ
るため筒状に丸めて
あります
  頭部   尾部 
尾部にある四角い駒
をまわすと動力のゴ
ムを巻くことができま
         
側面   機構部
クランクとリンクの機構
を胸部に収める為かな
り細かな工作となって
しまいました
動力のゴムは胴体内
に強度をだすため円筒
を設けその中に張って
あります
       

2. エリマキトカゲ ; GradeV

 

能書

ちょっと昔になりますが、テレビCMで一世を風靡したエリマキトカゲの そのユーモラス

な走る姿をMPMで再現すべく作ってみました。

エリマキトカゲ(Chlamydosaurus kingii)は、オーストラリア北部に生息する、爬虫類

トカゲ亜目アガマ科のトカゲの一種です。その名のように、首にあるエリマキのような膜

を広げて、敵を威嚇します。また走るときは、後ろ足で立ち上がり、2本の足で飛び跳ね

るように走ります。

このMPMは、車輪で走行しますが、その車輪をクランクとしてエリマキトカゲの足を交互

に動かし、走っているような模擬動作をさせています。また広げたエリマキが、走るときの

風で回転するように、風車にしてみました。(特に意味はありませんが、おもしろいかなと

思って・・・)またトカゲの体の模様は、試作のとき、ギヤを印刷した余った紙がもったい

ないので使ったところ、爬虫類の鱗を思わせる雰囲気があったので、わざとその模様を

つけました。水玉模様ならぬギヤ玉模様などと勝手に名づけてみました。

 

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エリマキトカゲの全景
です
  横から見た姿です   横から見た姿です   脚部 
走行輪がクランクとなっ
て走るような脚部の交
互動作を行います
           
裏面
         



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