Paper Robot
20016年3月完成  製作期間6カ月
 
 MPMを始めた当初から動力のゴム以外全てを紙で作りたいという思いがありました。そう回転軸を含めた全てという意味です。実はかなり以前、PR-3を作った時点でPR-4として一度試してそれなりの見通しは立っていたのですが、製作には通常のペーパーロボットの数倍の時間が必要なこともあり、棚上げしていたのです。Freeの身となって新たな気持ちでPaper Robotに向き合ってみるには、まずここから始めてみようかなという思いで、再度チャレンジしてみました。
 最初は紙を丸めてシャフトを作ってみたのですが、紙の厚みによる段差が最外周に残ってどうも軸が偏芯しているような動きになってしまいます。また木製の軸のように紙やすりできれいに仕上げて摩擦係数を減らすことができないのでどうしても抵抗が大きくなってしまいました。そこで軸の断面を丸ではなく多角形にして軸と軸受けの接触面を減らして抵抗を少なくできないかと考えました。では軸の断面は何角形にすればよいかということですが、三角形や四角形では、作るのは簡単ですが強度が出せません。そこで思いついたのが、六角形です。強度を出すために、六角形の断面を対角線で分割すると六個の正三角形から構成されているので、断面が正三角形の三角柱を六個貼り合せその外周を別の紙で巻くようにして、シャフトとなる六角柱の各コーナーを仕上げる構成にしました。この方法だと対角の長さが5mmでそれなりの強度を持ったシャフトが作れることがわかりました。また六角柱にすると、シャフトにかかる負荷を常に二辺以上のコーナーで受けることもできます。ところが軸受の方はこれまでのように紙を巻いたままのものだと、軸受内面の紙の厚みの段差が六角柱のコーナーに引っ掛かるような動きになってしまうことがわかりま した。そこで軸受の内面に段差が生じないように、最内面だけ別の紙として紙の端面を突き合わせる構成の軸受を考えました。
 これで何とか紙のシャフトでも動かせるレベルにはなりましたが、各シャフトに現合で軸受を作ることになりこれも製作時間が倍増となった一因になりました。それはともかく、私的には動力のゴム以外、全てが紙製のThe Paper Robotが作れたのではないかと考えています。
図面 PR-9
六角回転軸 軸受け断面
   

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