茶運び紙人形 | |
2000年12月完成 製作期間18カ月 | |
「朽ちてゆく機械」という妄想の中で、1998年7月26日突然思いついて作り始めたのが紙の茶運人形でした。茶運人形とは江戸期からくり人形の一つで、お茶を注いだ湯呑をお盆にのせると客のところまで運び、空になった湯呑を再びお盆にのせると、Uターンして持ち帰るという一連の動作を行います。自動機械としてみても、単純ですが自立して走行し、動力、伝動、調速、シーケンス制御の基本機能を備え、人形としての偽装動作と機能の絶妙のマッチングという点を含めるとその完成度は高く、これを紙で作れればまさに「朽ちてゆく機械」ではないかと思えたからでした。 | |
手書き図面 | 茶運紙人形全景 |
メカ正面 | メカ側面 |
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